【ネタバレ注意】ジョ伝で骨喰藤四郎が心配していたのは○○○では?

【ネタバレ注意】ジョ伝で骨喰藤四郎が心配していたのは○○○では?

ばみちゃんの切ない表情が忘れられなくて泣いてる、膝野まえ(@hizano_mae)です。

ジョ伝を見ていて、骨喰藤四郎の行動について気になることがあったので、考察を書きました。



言わずもがなネタバレです。


ちなみに目次からネタバレしてます。


ネタバレでも良いかたは、このままお読みください。





目次



骨喰藤四郎が心配していたのは、山伏国広ではなく山姥切国広では?

ジョ伝の第一幕(つまり序伝)で、骨喰が山伏を抱き締めるシーンがある。

この行動の意味は第二幕を見れば分かるが、骨喰は山伏にお守りを忍ばせているのだ。

なぜならここでお守りを渡さないと、これから山伏が折れて消滅してしまうから。

折れた山伏がまた復活できるように、骨喰は山伏にお守りを忍ばせる。

そして骨喰は「山姥切を頼む」と山伏に告げるのだ。

このときの骨喰の表情がこれまた非常に悲しくて切なくて泣けてくるのだけど、ここでふと疑問に感じた。



どうして骨喰は「山姥切を頼む」と言ったのだろうか?



なにせこれから折れるのは山伏である。

それなら山伏を心配する方が妥当ではないか?



なぜ骨喰が「山姥切を頼む」と言ったのか、考えてみると、1つの仮説が浮かび上がった。



それは骨喰が最も心配していたのは山姥切だったのではないかということだ。

ここからは、この仮説を立てた理由を述べたい。



山伏が折れたら、山姥切はずっと後悔し続けるから

ここでもし山伏が折れてしまうと、山姥切は永遠に後悔したままになるだろう。

虚伝など他の作品を見ても分かるけど、山姥切は山伏が一度折れてしまったことを、ずっと悔やんでいる。

山伏はお守りで復活したけれど、それでも山姥切にとって山伏が折れたことは、心に深い傷となって残ってしまった。



言い方は悪いけど、お守りで復活したにも関わらず、山姥切はずっと後悔していた。

私も山伏が折れた瞬間は泣いたし、その後に崩れ落ちるまんばちゃんを見て泣いたし、復活した山伏を見て「兄弟ー!」と階段を駆け上るまんばちゃんを見て号泣したけども!!



ではもし、お守りで復活することがなかったなら、山姥切はどうなっていたのだろう。

山姥切はずっとずっと、いつか自分が折れるときまで、後悔し続けるに違いない。





山姥切は山伏しか信頼することができないから

第一幕を見ていると、山姥切は山伏にかなり信頼を寄せているのが分かる。

山姥切が写しであることの弱音を山伏に吐けるのも、山伏を信頼しているからだ。

山姥切は「写し」であることをコンプレックスに感じているけど、それと同時に「刀工国広の傑作」であることを誇りにも思っている。

残念ながら「写し」コンプレックスは山伏には拭うことはできない。これは山姥切と同様に「写し」であるソハヤくんの役目である。


一方で「刀工国広の傑作」であることを掬いあげて肯定してくれるのが、兄弟刀である山伏だ。

山姥切は「写し」なのがコンプレックスだけど、それを払拭するかのように「刀工国広の傑作」と口にする。

ただただ山伏は、それを笑って聞いてくれる。もちろん馬鹿にする笑いではない。

山姥切の悩みを受け止めてくれる、明るくて朗らかな笑いだ。



もちろん山姥切だって、他の仲間を信頼していないわけではないだろう。他の刀の前でも「写し」コンプレックスのことは話しているし。

しかし無理やり進軍しようとする山姥切に、同田貫が言った「そんな布っきれでお前の気持ちが隠せてるつもりか」というセリフからも、山姥切は自分の胸中を隠そうとしているのが見て取れる。

やはり山姥切が自分の胸中を明かせるのは、最も信頼している山伏しかいない。





他の刀剣男士では山伏の代わりは務まらないから

山伏も山伏で、山姥切のことを凄く気にかけている。

「写しの俺に近侍が務まるか?」と悩む山姥切に、助言をしてくれるのは山伏だ。

他の刀剣男士たちは、山姥切に対してそういった助言をしない。


たとえば長谷部は「自分の方が近侍に相応しい」と山姥切に発言する。

同田貫は隊長である山姥切に「どうする?」と聞いてばかりで、自分の意見を言うことがなかった。

まだ発足したての本丸だから「『近侍』や『部隊長』とはいかなるものか」を手探りで探しているから、こうなってしまうのも仕方ないんだけども。



このように『組織』としての基盤を作っている中、近侍の山姥切を支えてくれていたのは山伏だ。

小田原城を見ながら「兄弟の背中は拙僧が守る」と言ってくれた山伏は、山姥切にとって代替の効かない存在だったろう。

他の仲間は、山姥切に意見を乞うのみで、山姥切を支えるところにまで手が回らなかったから。





「山姥切を頼む」は山姥切が廃刃にならないことを願っての発言

このように『近侍』や『部隊長』…というか1つの『組織』としての在り方を模索中の本丸で、山姥切にとって自分の精神的支柱だった山伏が折れて、本当に居なくなってしまったら?

山姥切は永遠に後悔し続ける。

『組織』としての土台を作っている途中で、自分を支えてくれていた刀が居なくなってしまったら、近侍どころか戦場に出ることだって出来なくなるだろう。廃刃だ。


骨喰は、山姥切が廃刃になってしまわないよう、お守りを忍ばせた際に山伏に「山姥切を頼む」と口にしたのだ。


山伏が無事であることもそうだが、なによりも山姥切が無事であってほしいことを願って。


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